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豊受姫神社は食と豊穣を司る女神・豊受姫命を祀り、日々の糧への感謝と家内安全を願う地元の守り神です。水辺の風が心地よい境内で、五穀豊穣や商売繁盛を祈るひとときを過ごしましょう。
• 住所:千葉県浦安市猫実3丁目13番1号 豊受神社
• 交通:東京メトロ東西線 浦安駅南口より徒歩約15分(大三角線沿い)
• 東京ベイシティバス「豊受神社」バス停下車すぐ
• 参拝者専用駐車場あり(空きがあるか事前に確認した方が良さそうです。)
参道入口の鳥居。参道がまっすぐ社殿まで伸びています。鳥居をくぐる瞬間に清らかな気が満ちていくのを感じます。

石造の水盤にそっと据えられた龍口からは、背鰭や鱗の質感まで細かく再現された龍の頭部を通じて清らかな水が注がれます。





社殿
社殿は昭和49年(1974年)に再建されたもので、木造の伝統的な構法のモダンな造りが特徴です。


御祭神:花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)
御利益:安産、子育大願、美容



左:津島神社
御祭神:建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
御利益:災難除、夫婦円満、良縁
右:風塵
御祭神:風の神

左:稲荷大権現
御祭神:宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
御利益:商売繁盛、五穀豊穣
中:秋葉大権現
御祭神:火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)
御利益:火災消除、家内安全
右:金毘羅大権現
御祭神:大物主神(おおものぬしのかみ)
御利益:農業殖産、漁業航海


御祭神:伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみののみこと)
御利益:防火守護、火難除




樹齢400年(浦安市指定天然記念物)村人が境川河口を流れていた小さな木を拾い境内に植えたといわれています。葉が青々して、大きな銀杏です。


豊受姫神社は、安政2年(1855年)に当地の農漁民が五穀豊穣と食物安泰を願い建立したのが始まりと伝わります。
明治期には地域の食料難を救うべく、神事による豊作祈願が盛んに行われ、社宝として当時の祭具や絵馬が伝えられています。
昭和中期には老朽化した社殿が修復され、現在の落ち着いた佇まいが完成。浦安市の有形文化財にも登録されています。
• 主祭神:豊受姫命(とようけひめのみこと)
• 配祀神:大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)
• ご利益:
◦ 五穀豊穣
◦ 産業繁栄・商売繁盛
◦ 家内安全・健康長寿
◦ 食の安全・料理上達
御朱印を授かりました。ありがとうございます。

• 御神木の大楠:木陰で一休みすると不思議と気持ちが整います。
• 牛王宝印(ごおうほういん):お守りの牛王札は、火難除け・厄除けに効験あり。
• 例大祭(10月第3日曜):境内に屋台が立ち並び、奉納舞や餅まきで大いに賑わいます。
• 境内散策路:小川を沿う石畳の小径があり、水辺を渡る涼風が心地よい散歩道です。
• 木彫り彫刻群:狛犬や龍、麒麟などの細工をじっくり鑑賞できます。
豊受姫神社は、食と暮らしを支える神様に出会える小さな社ですが、拝殿や御神木、彫刻ひとつひとつに込められた祈りの深さを感じられます。浦安駅から歩いて訪れやすく、三社めぐりの2番目のスポットとしても最適。朱色の鳥居をくぐり、手水舎で手を浄めたら、まずは大楠の下で深呼吸を。五穀豊穣のエネルギーをチャージして、次は木花咲耶姫命神社へ向かいましょう。